
デリヘル(デリバリーヘルス)は、客が店に出向くのではなく、ホテルや自宅にキャストが派遣される形の風俗サービスです。法律上は風営法の「無店舗型性風俗特殊営業」にあたり、公安委員会に届出を出した店が営業しています。
東京で外国人旅行者が使える業態のなかで、デリヘルは店の数がもっとも多く、深夜でも受け付けている店があり、宿泊中の部屋で完結します。そのぶん、料金の内訳・呼べるホテルの制限・予約の手段という3点でつまずきやすい業態でもあります。
この記事では、デリヘルという業態の仕組み、料金の内訳と相場、予約から退室までの流れ、外国人が予約前に確認しておくことを、法令の条文と当サイト掲載15店の実データをもとに整理します。
デリヘルとは:制度上は「無店舗型性風俗特殊営業」
デリヘルは風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)で「無店舗型性風俗特殊営業」に分類されます。住居や宿泊施設に女性を派遣して役務を提供する営業として、公安委員会への届出が義務づけられている業態です(出典:e-Gov 法令検索 風営法 第2条第7項・第31条の2)。東京都内で始める場合は、営業の本拠となる事務所を管轄する警察署に「無店舗型性風俗特殊営業営業開始届出書(別記様式第25号)」を提出します(出典:警視庁「性風俗関連特殊営業、深夜における酒類提供飲食店営業の届出」)。
ソープランドや店舗型ヘルスとの一番の違いは、客が行く場所です。店舗型は店の建物の個室に客が入りますが、デリヘルには客を迎える店舗がありません。客はラブホテルか宿泊中のホテルの部屋を用意し、そこへキャストが来ます。業態ごとの違いは日本の風俗店全11種の解説にまとめています。
提供されるサービスの範囲は、届出の枠と店の規約の中で、店とキャストが決めます。デリヘルは建前として性交(本番)を提供しない業態で、店の規約でも禁止されています。対価を払っての性交は売春防止法が禁じる「売春」にあたりますが、同法第3条の禁止そのものには罰則が置かれておらず、刑罰の対象は勧誘・周旋・場所の提供といった、売春を助長する側の行為です。少なくとも現時点で、利用者側を直接処罰する規定は置かれていません。ただし法解釈や運用は変わり得ます。制度の整理は東京における「売春」の合法性で条文に沿って解説しています。
料金の仕組み:コース料金+指名料+交通費
デリヘルの支払額は、表示されているコース料金だけでは決まりません。内訳は次の4つです。
- コース料金: 60分・90分・120分といった時間ごとの基本料金。
- 指名料: キャストを指名するときの追加料金。指名しない「フリー」なら不要な店もあります。
- 交通費: 派遣先までの距離に応じた料金。エリアによって変わります。
- オプション: 希望した場合だけ加算される追加項目。内容と相場はオプション完全攻略ガイドを参照してください。
当サイトに掲載している15店の料金表で見ると、60分は14店中11店が30,000円、120分は47,000〜50,000円が中心、交通費は無料〜5,000円、30分の延長は15,000円からでした。店ごとの内訳は東京のデリヘル料金の比較に一覧があります。
この4つに加えて、部屋代は客の負担です。ラブホテルを使うならその料金が別にかかります。支払いは現金が基本で、カード払いに対応する店でも手数料が上乗せされることがあります(風俗店で現金が必要になる理由)。チップは義務ではありません(日本の風俗でチップは必要?)。
予約から退室までの流れ
初めてでも、順番どおりに進めれば難しいことはありません。
- 店を選ぶ: 外国人を受け入れている店かどうかを先に確認します。外国人向けのポータルサイトに掲載されていること自体が、その店が外国人客を受け入れているという意思表示です(外国人OKの店の見分け方)。
- 部屋を決める: ラブホテルは呼ばれることを想定して営業しています。宿泊中のホテルに呼びたい場合は、予約の段階で「○○ホテルですが派遣できますか」と店に聞いてください。ビジネスホテルの多くは宿泊者以外の客室への立ち入りを認めておらず、フロントで止められればその場でキャンセル扱いになります(どのホテルならOK?のQ&A)。
- 予約する: 電話、店のウェブ予約、LINEやWhatsAppなどの手段があります。大手ポータルのシティヘブンでネット予約をするには会員登録が必要で、登録には日本の携帯番号でのSMS認証が要ります。日本の番号がない場合の代わりの方法はシティヘブンを外国人が使うにはにまとめました。
- 迎える: 約束の時間にキャストが部屋へ来ます。到着後は料金を支払い、シャワーを浴びてから始めるのが一般的です。日本の風俗店ではプレイ前のシャワーが強く求められます(プレイ前の「入念なシャワー」は絶対?)。
- 終了: コース時間が来たら終了です。延長したい場合は時間内に申し出ます。時間の管理はキャスト側が行います。
外国人が予約前に確認しておくこと
- 「外国人OK」でも条件は同じとは限らない: 受け入れている店でも、予約手段・支払い方法・当日の手続きが日本人客とは別に決められていることがあります。確認すべき項目は「外国人OK」でも条件は同じではないで整理しています。
- 言葉: 日本語が話せなくても、翻訳アプリでのやり取りは一般的になっています(風俗嬢との会話に使える翻訳アプリ)。ただし予約の電話だけは日本語前提の店が残ります。
- 年齢確認: 18歳未満は利用できません。身分証(パスポート)の提示を求められることがあります(日本のナイトライフの合法年齢)。
- タトゥー: 風俗店でタトゥーを理由に断られることはほとんどありません。断られるのは公衆浴場・プール・日焼けサロンです(東京の風俗はタトゥーOK)。
- キャンセル: 直前のキャンセルや無断キャンセルには料金が発生します。予定が変わりそうなら早めに連絡してください(風俗のキャンセル料はいくら?)。
よくある質問(FAQ)
Q1. デリヘルとソープランドはどう違いますか?
A1. 客が行く場所と、法律上の枠が違います。デリヘルは無店舗型で、客が用意したホテルの部屋にキャストが来ます。ソープランドは公衆浴場法にもとづく営業許可を受けた店舗に客が行き、浴室のある個室で過ごします。料金も含めた比較はデリヘルかソープランドかの比較記事にあります。
Q2. デリヘルで本番(性交)はできますか?
A2. デリヘルは建前として本番を提供しない業態で、店の規約でも禁止されています。対価を払っての性交は売春防止法が禁じる売春にあたり、現時点で利用者側を直接処罰する規定は置かれていないものの、店の規約違反として出入り禁止や違約金の対象になります。キャストが断っているのに求めれば、不同意わいせつ罪などの犯罪に直結します。
Q3. 日本の電話番号がなくても予約できますか?
A3. できます。LINEやWhatsAppで予約を受ける店に直接連絡する、メールアドレスで登録できる外国人向けサイトを使う、予約代行を使う、という方法があります。手順はシティヘブンを外国人が使うにはで解説しています。
Q4. デリヘルは何時まで営業していますか?
A4. デリヘル(無店舗型性風俗特殊営業)には、風営法にも東京都の条例にも営業時間を制限する規定がありません。当サイト掲載の15店はすべて24時間受付・年中無休です。店舗型のソープランドやピンサロは深夜の営業が禁止されているため、深夜0時から朝6時までの時間帯に使えるのは実質デリヘルだけです(東京の風俗は何時まで?)。
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